大食い選手権で卵かけご飯が出たので前回出たときと比較してみます

10月2日放送の元祖!大食い王決定戦 世界をつかめ!炎の決戦〜オーストラリア編。その2回戦で2005年11月6日放送の元祖!大食い王決定戦〜信州・上越編以来となる卵かけご飯が登場しました。そこで過去の大会とのレベルを比較する指標になると思い比較することにしました。

しかし、振り返って見てみると2005年の卵かけご飯勝負は制限時間が30分だったので、単純比較が出来ないことが判明。そこで参考として30分時点でトップだった谷やんがその時点で32杯完食していたのでそこと比較してみることにします。

2005年は1位がドクター西川で34杯で6.8キロ。谷やんが30分時点で32杯だったことを考えると若干レベルは昔の方が上ですかね。谷やんも制限時間30分だったらとも思いましたが谷やんのスタイルは先行逃げ切り型。おそらく制限時間が30分だったとしてもそこまでは変わらなかったでしょう。せいぜい追い付くか追い付かないかといったところでしょうか。

ここで1つ気になるのがもし2005年の大会も卵かけご飯勝負の制限時間が45分だったらどうなっていたのかということ。10月2日放送の大会では45分戦い抜いた後の記録はMAX鈴木の40杯8キロ。そこでドクター西川が45分の戦いで出した大記録を振り返ってみます。実はドクター西川、大食い選手としての最後の大会となった2008年の大会でドクター西川は8キロ以上の記録を連発しています。まず手始めに梨を8キロ。アナゴの天ぷら8キロ。次に暑い中でのスープチャーハン勝負。この大会が初出場、後に番組記録を塗り替える大記録(小籠包12.4キロ)を樹立するていねい木下が経験の浅さ故か暑さにやられ途中でドクターストップになりながらも8.7キロ。ドクター西川という選手のレベルがいかに高かったかが思い知らされます。

大食いは次は世界大会です。日本代表は今度こそ本気で勝ちに行ってほしいものです。というのも実は過去3大会は本気で勝ちに行っていたのかが疑問に思える節が見られ、徹底的に勝ちにこだわっていれば優勝出来たのではないかと思うからです。

まず第1回大会。山本卓弥が5年ぶりに復活し優勝した大会で僅差の2位だったていねい木下を何故呼ばなかったのか。そしてアゴ力に問題がある三宅社長に何故ステーキを食べさせたのか。この2点が大きな敗因となりました。ステーキ勝負は勝てば優勝でした。アゴ力の強いアンジェラ佐藤を投入してロシアン佐藤とのダブル佐藤で行っていれば十分勝てたと思われます。

第2回大会は競技としての大食いから随分長く離れていたギャル曽根を招集。ギャル曽根はオーストラリア代表コリンには勝利したもののアメリカ代表のパトリックとのギョウザ勝負で敗れました。その後谷やんともえあずが一矢報いるものの最後はアメリカ代表キャプテンモリーに力の差を見せ付けられました。山本卓弥をもってしてもモリーには敵わなかったのです。パトリックが強かったというのもありますが、競技としての大食いから離れていた期間の長かったギャル曽根を使ったことは大きな失敗だったと言わざるを得ないでしょう。

第3回大会は第1回大会代表のロシアン佐藤が代表に復帰。女王となったもえあずと王者MAX鈴木に加え、菅原初代が2010年以来の選手復帰となりました。この菅原初代、アメリカ代表キャプテンのモリーと互角の勝負を繰り広げます。過去にここまでモリーと互角の勝負をした選手は居ませんでしたが惜しくも敗北。これはある程度は仕方ないでしょう。しかし、失敗だったのはこの次。アメリカは前回ギャル曽根を破ったもう1人のエースパトリックを最後に残すことは分かっていたのですからMAX鈴木は最後に残しておくべきだったでしょう。2試合目の相手はMAX鈴木を投入するまでもない相手でした。

次の世界大会、もえあずと檜山先生はすでに代表入りが確定しています。檜山先生はMAX鈴木を破って代表入りを果たした以上はモリーかパトリックに勝つことが求められてくるでしょう。しかし、MAX鈴木に勝利したのは60分ラーメン勝負のみ。45分勝負では一度も勝てていません。世界大会の制限時間は30分。ここが最大の不安要素となります。残る枠は2つ。私としてはこの2つの枠は今度こそ本気で勝ちに行く構成にするべきだと思います。前回、これまで誰1人歯が立たなかったアメリカ代表モリーと互角の勝負を繰り広げた菅原初代。檜山先生に続く2位と3位で共に代表経験があるMAX鈴木と谷やん。そして第1回大会招集されても良さそうだったのに招集されなかったていねい木下。この4人の中の2人にするべきだと思います。

また、檜山先生は後半追い上げ型でトップを取ったのは60分勝負のみ。最初はスロースタートで徐々にギアを上げていくタイプ。世界大会に向けてもっと早く加速出来るようになっておかないとまず勝てないでしょう。もえあずも過去に出てきた選手の中ではオーストラリア代表アイザックとアメリカ代表のモリーとパトリック以外の選手には勝てるでしょう。しかし、アメリカ代表も新兵器となる選手が出てくる可能性があります。女性で最強とは言っても国内でも男子選手には敵いませんでした。アメリカ代表に新しい選手が出てきたら勝てるのか。そこが不安要素となります。

果たして日本代表は今度こそ世界一のタイトルを獲得出来るのか。注目していきたいと思います。