今日2月21日は日刊新聞創刊の日です。1872年の今日、毎日新聞の前身、「東京日日新聞」が創刊されました。この新聞が東京初の日刊紙だったそうです。ところで「刊」という字、刊行という言葉でも使いますね。左側が読みを表しています。右側部分のりっとうには刀という意味があります。剣という字を見ればそのことがよく分かりますね。では何故りっとうが使われているのか。それが今日の問題です。
問題 刊行の「刊」、なぜ刀を意味する「りっとう」?
青 刀で紙を切って製本
赤 刀で誤字を削った
緑 調査団
今日の緑、調査団はりっとうではなくリットン。リットン調査団ですね。満州事変などを調査するために派遣された調査団で、その団長がリットン伯爵でした。
今日のポイントは紙と文字、どちらの方が昔からあったかということだった・・・かもしれないってどういう解説だよ林先生。紙は紀元前2世紀に中国で開発されたとされているそうですが、文字は言うまでもなくもっと昔からありましたね。紙が無かった頃は木などに字を書いていました。木簡(字を書く細長い木)を束ねた状態から出来た漢字が「冊」です。そして木簡に書いた字を訂正する場合はどうするのか。それが今日の答えです。
ということで正解は赤でした。もともと「刊」は削るという意味だったんですね。削って訂正することから文章を整えるという意味になり、「刊」を行う「刊行」が出版という意味で使われるようになりました。
今日はお天気検定も日刊新聞創刊の日にちなんだ問題です。
問題 天気図が新聞に初めて載ったのはいつ?
青 明治13年
赤 大正13年
緑 昭和13年
正解は赤でした。新聞に天気予報が初めて掲載されたのが明治21年。そして天気図が初めて掲載されたのが大正13年だったんですね。